笑顔の葛藤。

  • 2008/05/01(木) 11:27:11

4月28日、去年の12月に退職した女性職員(Hさん)に男の子が誕生しました。

そして、今日から、ショートステイの女性職員が産休に入りました。

自分が働いている施設は『特養』ですが、その他に『ショート』、『デイサービス』、『ケアハウス』が同じ建物に入っています。

話しが長くなってしますのですが、Hさんは笑顔を絶やさず、いつも入居者さんだけでなくご家族・職員にも気を配り、まさに介護士の鏡のような存在でした。
(Hさんの気配りの凄さには敵いません。)

『特養』の仕事は体力勝負なので、ご懐妊された女性職員は大抵すぐに退職してしまうのです(産休に使える期間は1ヶ月の為)が、Hさんは職場愛も強い女性で「皆さんに迷惑なのは分かっていますが、ここの職場が大好きなので、働かせて下さい!」と言って、お腹が目立つようになってからも、入浴後の入居者さんへのドライヤーかけや雑用を笑顔でこなしていました。
時々、息を切らしたりしている時に「大丈夫?代わるから少し休んだら?」などと声を掛けても「これが私の仕事ですから。」「やらせて下さい。」って無理な笑顔で頑張っていました。

「ほんとにこのまま産休まで頑張っちゃうのかなぁ?」って思っていましたが、去年の12月頃、丁度職員数も減ってしまい、『特養』に余裕・ゆとりがなくなってしまった頃、無理をし過ぎていたHさんにドクターストップがかかってしまい、泣く泣く職場を去る事となってしまいました。

何度も介護の仕事は辞めたほうが良いと言う周りの意見を翻し、精一杯頑張っていましたが、最終的に「生まれてくる赤ちゃんと仕事とどっちが大切かよく考えなさいっ」って怒られちゃいましたって泣きそうな笑顔で退職されました。

あと3ヶ月っていう、過ぎてみるとあっという間の時間が彼女にはありませんでした。

「お陰さまで無事に男の子を出産しました。」っていうメールが届きましたが、あの時の切なさが思い出されてきました。

自分を含め、他の職員がHさんの事をもっと考えていれば、『特養』での妊娠=退職といったものとは違った答えが出たのではなかったのか?って考えてなりません。

ただでさえ周りのサポートがしっかりしていないと厳しいのに、働く女性の立場に立った環境作りが出来る職場になって欲しいって思います。
(例えば、ケアハウスやデイの職員とトレードや、事務の手伝いに専念できる落ち着いた場所での作業とか、産休・育休の長期化とか。)


「時期が悪かったからねぇ。」
はぁ?
何言ってんの?
って感じです。
施設としてHさん程職場を愛している職員を簡単に手放す現状を目の当たりにして、ショックでした。
ただでさえ介護職は人気もなく、3Kとも言われているのに・・・。

介護の職場なのに助け合いの精神が足りませんね。(笑)

自分は男だから関係ないって問題でもないと思う。
たいした支えにもなれず、大切な後輩を1人失ってしまいました。
Hさん、ごめんね。


ほんとに長い上に、まとまりのない内容になってしまいましたが、仲の良かったHさんの事は語り尽くせません。

職場では笑顔をモットーに働いていますが、いつも笑っていたHさんの姿はもうそこにはありません。

今でもさすがに寂しいですね


夜勤前の更新でした。

FC2 Blog Ranking人気ブログランキングへ
 ↑ 参加中です